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売買代金を決定するのは売主様です。不動産会社が提出する査定書はあくまで参考書類であり今までのお住まいや土地が商品となります。いくらで「売りたい」との思いだけで売れるものではありません。中にはなかなか売れずに結局予定以上の値下げをせざるを得なくなった方もいらっしゃいます。そのような場合、売れるまでの固定資産税や維持管理が無駄になってしまいますので、まずは不動産会社の査定書等を参考に相場を理解した上、市場にあった失敗しない価格設定をすることが重要です。
不動産を売るだけでよいケースは比較的少なく、お持ちの不動産には何かしらの問題点(売却するにあたっての)が付随しています。売却にあたっての問題を事前に把握して解決方法を知っておくことがスムーズな取引につながります。
信頼のおける不動産会社に仲介を依頼します。その際、不動産会社との間で媒介契約を締結します。媒介契約には3つの種類がありますので内容について説明を受け、納得のいく契約を締結しましょう。
価格と不動産会社が決定すれば、いよいよ販売活動開始です。
購入希望者が現れると諸条件の打合せを行います。融資利用の有無や引き渡し態様、価格やスケジュールなどを調整します。また、購入希望者に対し不動産会社からあらためて重要事項説明を行い、物件についての詳細をお伝えします。
購入希望者が重要事項も十分理解し同意を得たのち、売買契約を締結します。その際、重みのある契約を締結する為に売買代金の1割程度の手付金を授受することが一般的です。
手付金を除いた売買残代金を受け取り、対象不動産を引き渡します。鍵の引き渡しはもちろん、所有権移転登記や固定資産税等の日割り清算を行い取引を完了します。
不動産売却の取引を行った翌年には確定申告を行う必要があります。買った値段や売った値段、かかった経費をあらかじめ確認しましょう。